村、丸ごと売り出し スペインで約3800万円
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6444425
地方の住む人のいない家が売り出されることは世界各地で珍しくないが、スペインでは「村」が丸ごと売りに出され、関心を呼んでいる。

売られているのは、スペイン北西部サモラ県のサルト・デ・カストロ村。26万ユーロ(約3800万円)の値が付けられている。

首都マドリードから車で3時間のところにあり、ポルトガルとの国境に接している同村には、スペインの小さな町で見られるような建物が数多くある。ホテル、教会、学校、公営プール、住宅44戸、かつて治安警備隊が使っていた宿舎などだ。

しかし、この村にないものがある。住民だ。30年以上、誰も住んでいない。

現在の所有者は、2000年代初め、この村を観光地にするつもりで買った。だが、ユーロ圏の債務危機で、計画は立ち行かなくなった。所有者の代理人によると、「所有者はホテルを建てる夢をもっていたが、すべて頓挫した」。