クロスリンガル音声合成技術とは、声質を保ちつつ異なる言語へと音声を変換・合成するというもの。中川は、『SIW』のエグゼクティブプロデューサーの金山淳吾氏、NTT人間情報研究所の井島勇祐氏とともに登壇し、はじめにこの技術を自ら体験した際の動画を鑑賞した。

 特に技術の正確さに驚いたようで、「息遣いや強弱まで再現されていた」とコメント。「本当の意味で時代が動いた。脳が置いて行かれています」「食べてないのに、“ほんやくコンニャク”だ!と驚きました」と中川らしい言い回しで伝え、開発に携わった井島氏に「天才!」と声をかけた。https://www.oricon.co.jp/news/2256254/full/

声優や歌手など活動の幅が広い中川は、自身の声が海外作品に活かされることにも期待を寄せる。「(海外に行っても)『はじめまして』じゃなくなるってことですよね。夢みたい」「香港でライブをやったときに冗談がまったく通じなかったんですけど、クロスリンガルで自然に翻訳してくれたら伝わったかも」と目を輝かせた。

 一方、井島氏から「かわゆす」や「とぅっとぅるー」などの“しょこたん語”の翻訳は技術的に難しいと言われ、中川は思わず「すみません…(笑)」と謝罪。「友達からも真顔で意味を聞かれたりするんです」と明かしつつ、「とぅっとぅるーとか、私も意味がわからないときがあります」と衝撃の告白も。

「YouTubeで字幕をつけたりするときも、ローマ字でもどう書いたらいいかわからない」と続けながらも、「しょこたん語のために予算や時間を割いていただくのは申し訳ないんですが、『とぅっとぅるー』は海外でのあいさつにも使えるから便利です」とアピール。最後には「『大好きだよ』とか『楽しいよ』とか、海外でもスラスラと表現できたらいいなと思っていたので、どんどん活用していきたいです」と期待を寄せた。