中2で「初めてのセックスはどんな状況か」を考えさせる…日本と全然違うカナダの性教育

そういうようなことを先日、トークイベント(B&Bで行われた『どうして男はそうなんだろうか会議』(筑摩書房)刊行記念)で話しました。
その会場にお客さんとして来ていた、ちゃんまりさんという女性が話してくれたカナダの性教育に衝撃を受けました。

日本の性教育ではまず、男女の体の違いや第二次性徴、精子と卵子と精子の受精についてを習います。
だけど、ちゃんまりさんが通っていたカナダの女子中学校の性教育では2年生でまず
「自分が初めてセックスをするとしたらどんなシチュエーションか」を考える授業をするんだそうです。

セックスはあくまでも、恋愛などの相手との関係性の流れの中にあり、コミュニケーションの一貫である、
ということを先に教わるんだって。

一番最初に出た課題が「自分の初めてのセックスはどんなシチュエーションか考えてくる」というもので、
それが宿題で出され、ちゃんまりさんは寮の食堂で考えていたそうです。

小学校までは日本にいたちゃんまりさん、「セックスというものは男性が誘ってくるもの」
という前提で課題を記入していたら、寮母さんがそれを見てこう言ってきたんだそうです。

「女性側から誘うこともあるよ」

ちゃんまりさんは「ええー! そうなんだ! 女性にも性欲があっていいんだ」とビックリした、というお話でした。
https://president.jp/articles/-/63344