回答:

都内在住の39歳、結婚相談所で出会った男性の多くがデートの段取りが悪くてイライラするというご相談です。いろいろイライラしちゃうよね!

40歳になる前に結婚を決めたいという心意気は立派である。
経験から一口にアラフォー婚活と言えど39歳と40歳では婚活のしやすさが変わってくる。運よくコンパに呼んでもらって自己紹介で年齢を聞かれたら「30代です、ウフフ」と言える貴重な一年。これが40歳になるとぼやかして「ア、アラフォーです」と答えるものだ。頼む30代後半とイメージしてくれ!と念じながら。

結婚相談所で活動し、マッチングしてお見合いはそれなりに出来ているとのこと。
しかしお見合いまでがスムーズな場合、選ばれている実感もあるからなのか、やはりジャッジする目で男性を見てしまうのだろう。
減点方式であれがだめ、これがだめ、私は高みの見物よ、的な。

そもそもの前提を忘れてはいないだろうか。
出会いがしっかりあって、女性に気遣いもでき、エスコートもできる。
そういう男性は自分で相手を見つけ、それなりの年齢で結婚を決めている。
結婚相談所には出会いから成婚まで多少のアシストが必要な方が活動をする場所なのだ。

女性のエスコート願望には厳しいケビ子なのだが、本音を書こう。
日常生活ではしっかりと自分の頭で考えて自分の足で行動するのに、こと結婚や恋愛においては「エスコート!エスコート!」と右手のこぶしを挙げて言い出す女性のなんと多いことか。

待合せ場所は女の住まいや会社の場所を考慮して、時間もハッピーアワーがお得だけど、仕事してお化粧直ししてと女性の準備に配慮して決めて、話題の店を根気良く予約してくれて、リップ塗りなおしてくるねとトイレに行ってる間に会計が終わっており、店を出る際に腰を優しく押さえてサポートしてくれる。
ああ、私って大事にされている、女性として扱われてるわ!と実感できるエスコート、万歳!

しかし、だ。本質を見てみよう。ほぼ見知らぬ男性と結婚相談所でマッチングしてお見合いをする。
その時にこのような完璧な段取りとエスコートをされたら「わあ素敵!」とは思わずに「え?何この人、女慣れしすぎて怖いんだけど」と思うのではないか。

アラフォー婚活では、いったんエスコートは忘れよう。
結婚したら待合せの段取りや話題の店の予約なんてほとんど意味のない戦闘力だ。
職場や友人関係で出会いもなく、マイペースでアラフォーとなって婚活を始めたが、仕事熱心だし家族思い。ただ女性との交際経験はそれほどないので、気が付かない。そういう男性だったらこちらから喜んでエスコートしていく。そういう気持ちで婚活をしてみて欲しいのだ。

自分の望む対応をあれこれ言わずにしてくれる男性の登場を待つのは時間がかかる。スピード重視のアラフォー婚活、結果を出すということにこだわってみるというのも大事なことじゃよ。

男性にあれしてくれない、これしてくれない、とくれないことを数えるくれない族でいるよりもアラフォー女性ならではの知恵と経験で男性を楽しませるという視点も持って欲しい。そういう姿勢はきっと相手に伝わっていくものだとケビ子は信じている。
待合せやお店選びで相手の出方をうかがってダメ出しするよりも「ここ美味しいらしいですよ」と提案するもよし、「久しぶりに焼き鳥食べたくて」と甘えるのもよし。関係構築に積極的になってみて欲しい。そうすると自分が楽しいからね。

「私ばっかり頑張ってる」もしそう思う時が来たら、そのまま相手に伝えて一緒に考えるようにしてみたら良い。腹の中にあれこれためずに自分の意志で動いてみること。
受け身のまま、望み通りに事が運ぶというのはほぼないのだと理解してほしい。アラフォーで婚活をしているということは、だれよりもそのことを理解していると思うのだよ。
イライラを自分で解消するつもりで意識を変えてみて欲しい。