水元博士は、次のように述べています。「シロアリは、互いにグルーミングをして病原体を取り除くことで健康を保っています。また、メス同士のカップルは単為生殖(受精なしで子どもを作る)により繁殖することができ、オス同士のカップルは後に他の巣に侵入してメスと交尾することもできます。異性のパートナー探しに時間をかけ過ぎると、捕食されるリスクも高まります。つまり、同性のパートナーを見つけることは、生き残るための戦略であり、シロアリはそうした状況の中で最善の策を選んでいるのです。」