機関投資家、仮想通貨と永久に決別か-FTX危機がとどめに

機関投資家はこれまでも暗号資産(仮想通貨)を敬遠する傾向にあった。しかし、突然訪れたFTXの危機により、仮想通貨が資産ポートフォリオの主流として組み込まれる見込みは永久に閉ざされたかもしれない。

仮想通貨の強気派はなお多いものの、多くの機関投資家はポートフォリオを多様化する役割や金の代替資産として仮想通貨を採用する理由は完全に否定されたとみている。損失があまりに大きく、市場構造が過度にリスキーだというのが理由だ。

パインブリッジ・インベストメンツのマルチ資産ポートフォリオマネジャー、ハニ・レダ氏は「今回明らかになったのは、機関投資家のアセットアロケーションに仮想通貨は適さないということだ」と指摘。「一時はすべての投資家が戦略的資産配分に組み入れるべき資産クラスとして検討されていたが、もはや完全に論外だ」と述べた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-13/RLAGDET0G1KW01


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https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-05/QMFZMJDWLU6A01