セガサミーグループ×バンダイナムコエンターテインメント コラボレーションGAME」と称して行われたこちらの催しは、両チームが総合エンターテインメント企業の傘下であることから、両社を代表する事業「ゲーム」をコンセプトに、多数のイベントを盛り込んで行われたスペシャル企画(サンロッカーズ渋谷はセガサミーホールディングスが運営に参画。島根スサノオマジックはバンダイナムコエンターテインメントが運営に参画)。

両日とも白熱の試合が繰り広げられ、その合間には両社を代表するキャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグとパックマンがゲストとして登場。サンロッカーズ渋谷のチームマスコット・サンディー、島根スサノオマジックのチームマスコット・すさたまくんとともに来場者のお出迎えや、ハーフタイムイベントに出演し、客席を沸かせた。

またハーフタイムショウでは、両チームのキャプテン・ベンドラメ礼生選手(サンロッカーズ渋谷)と安藤誓哉選手(島根スサノオマジック)が、人気ゲーム「ぷよぷよ」と「太鼓の達人」でテクニックを競う「セガVSバンダイナムコエンターテインメント!?両チームキャプテン対決」も実施(動画を放映する形で実施)。バスケの試合とはひと味違う異色の対決を、来場者も楽しみながら応援しているさまが印象的だった。

ちなみに、セガサミーホールディングスとバンダイナムコエンターテインメントといえば、どちらもゲームだけにとどまらず、さまざまなエンターテインメントを生み出し、世界に向けてコンテンツを発信している企業だが、そんな両社が“スポーツに取り組む意図”とは、どういったものなのか?質問してみたところ、以下の意見を聞かせてもらえた。

「セガサミーグループは、圧倒的な感動体験と共感を生み出すスポーツを、グループミッション(存在意義)『感動体験を創造し続ける ~社会をもっと元気に、カラフルに。~』を果たす重要な手段のひとつと考え、プロスポーツチーム運営にチャレンジしています。エンターテインメント企業として培ったコンテンツ・ノウハウを活用し、サンロッカーズ渋谷とともに、皆様に感動をお届けしてまいります」(セガサミーホールディングス 執行役員/サンロッカーズ 取締役・大塚博信氏)

「スポーツの力は想像を超えます。多くの人を感動させ、多くの人を団結させる、唯一無二のものです。島根スサノオマジックは地域の人の熱い思いから生まれたチームです。その思いをサポートしたく、弊社としてチーム運営に参画しました。バスケットボールというスポーツはエンタメ性が高く、観客席が近いプレイの迫力、会場の演出、これらはバンダイナムコエンターテインメントが培ったノウハウをいかすことで、さらに大きな力にできると思っています。今後もファンの皆様に愛されるチームを作っていきたいです。地域の熱量が大きくなり、その力が日本に、そして世界に拡がっていくことができれば、このうえなくうれしいです」(バンダイナムコエンターテインメント 島根スサノオマジックCEO・田中快氏)

大成功となった「セガサミーグループ×バンダイナムコエンターテインメント コラボレーションGAME」に続き、今後はどのような“スポーツに着目したイベント”を展開していくのか?そうした点も意識しつつ、両社のこれからの動向に注目したい。

取材・文=ソムタム田井

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