ゼレンスキー氏、解放されたヘルソン市を訪問

【AFP=時事】(更新、写真追加)ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は14日、解放された要衝ヘルソン(Kherson)市を訪問した。

【写真23枚】ヘルソン市を訪問し、兵士と笑顔で記念撮影する大統領 他

 ロシア軍は11日、ヘルソン州の州都である同市から撤退。その後、ウクライナ軍が市内に入っていた。

 ゼレンスキー大統領は、事前予告なくヘルソンを訪問。大統領府は、市庁舎に青と黄色の国旗が掲げられる中、胸に手を当てて国歌を歌うゼレンスキー氏の映像を配信した。

 ゼレンスキー氏は、「これはロシアがわが国で行ったことであり、殺傷能力があることを全世界に示した。だが、われわれの軍、国家警備隊、情報機関のすべてが、ウクライナを殺すことは不可能だと示した」と述べ、自国軍をたたえた。

 ヘルソン市はロシアによる侵攻で、主要都市としては最初に陥落した。何か月にもわたる占領に耐えてきた市民は、安堵(あんど)の表情を見せている。

 同市の完全奪還により、ウクライナにはヘルソン州全体への道が開かれる。同州を奪還できれば、西は黒海(Black Sea)、東はアゾフ海(Sea of Azov)両方へのアクセスを確保できる。【翻訳編集】 AFPBB News

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