新型コロナウイルス感染拡大の影響で減収した個人事業主らに給付される国の持続化給付金をだまし取ったとして、沖縄県警捜査2課は15日、名護市大西の無職の容疑者(29)と宜野湾市の無職の男(40)を詐欺の疑いで再逮捕、新たに名護市大北の無職の容疑者(29)を同容疑で逮捕した。

 関係者によると、3容疑者は名護市辺野古の新基地建設で海上警備をするセントラル警備保障(CSP、東京)の元従業員。県警は捜査に支障が出るとして、3人の認否を明らかにしていない。

 3容疑者の逮捕容疑は2020年6~7月、それぞれ当時の同僚男性や氏名不詳者と共謀の上、職業などを偽って申請し、国の持続化給付金100万円をだまし取った疑い。

 県警は3容疑者がCSPの社内で不正な持続化給付金申請をする指南役だったとみて、実態を詳しく調べている。県警は共謀した当時の同僚男性らも詐欺の疑いで任意で調べる。

 ヘリ基地反対協の共同代表が昨年5月、CSPの警備員複数人が持続化給付金をだまし取ったとして県警に刑事告発し、発覚した。

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