記事は初めに、11月9日まで7日間実施された鄭州市のロックダウンによる影響について説明した。「フォックスコンがアップル社から毎年受託生産しているiPhoneの生産量は、世界シェアの約70%を占めている。その内の60%を都市封鎖に巻き込まれた鄭州工場で集中生産し、世界各国に出荷している。特に新型のiPhone14シリーズ全4機種のうち、『14Pro』『14ProMax』の生産を同工場でほぼ一手に引き受けている」「年間最大の商戦期という最悪のタイミングで都市封鎖が起き、20万人以上の従業員数をかかえる巨大な同工場の稼働が落ちたため、アップル社は6日に緊急声明を発表し、iPhone14出荷台数が当初予想を下回る見込みであると説明した」と伝えた。

次に記事は、12日にフォックスコン鄭州工場が公開した従業員募集広告の「鄭州富士康iDPBG(integrated Digital Product Business Group)事業群預招工政策公告」の内容について紹介した。「従業員面接前に3日間の集中隔離を行う。隔離生活中は400元(約7903円)の日当が出る。ただし15日以内に離職した場合は隔離生活中の日当を100元(約1976円)とする」「給料とは別に出勤手当として一日400元(約7903円)支給」「11月中は出勤日数により臨時ボーナスを支給する。19日未満は3000元(約5万9320円)、20~24日は4000元(約7万9078円)、25日以下は5000元(約9万8852円)とする」「11月1日から一か月無遅刻無欠勤で1日8時間以上勤務した場合、ボーナスとして15000元(約29万6619円)を支給する」という。さらに鄭州工場の関係者を取材したところ、「今、工場の感染は抑えられている。でなければ従業員の募集をかけたりしない」「隔離中は食事も無料で提供する」「10万人募集しているが、現時点で応募があったのは3万人」「以前はそれぞれ固定の業務についていたが、今は人手が足りない業務に流動的に人員を割いている」との回答があった。
https://www.recordchina.co.jp/b904460-s25-c20-d0197.html