重度の脳障害がある男性が病気で亡くなる前日に、自宅を売却する契約を不当に結ばされたとして、遺族が不動産会社を訴えた裁判が始まりました。

【発秀さんの兄・柳南秀さん】
「不信感と怒りしか覚えない」

訴状などによると、柳発秀さん(当時51)は5年前、交通事故の後遺症で高次脳機能障害と診断され、記憶力や認知機能の低下で働くことができなくなりました。

発秀さんは、大阪市内の一軒家で1人暮らしをしていました。

【柳南秀さん】
「家がごみ屋敷みたいになってて、壁に血がついていてすごくひどい状態で」

2022年6月、発秀さんは自宅から離れた集合住宅の一室で倒れている所を発見され、病院に運ばれましたが亡くなりました。

発秀さんが自宅ではなく集合住宅で亡くなっていたことなどを不審に思った遺族が弁護士らと調査をしたところ、不可解な事実が明らかになりました。

発秀さんが自宅を売却したという契約書のコピー。契約した日が亡くなる前日になっていたのです。

つづき
https://news.yahoo.co.jp/articles/84c5c3bfc914bb328a35f2e3a9fa4f0063132960