(CNN) 人間の精子数は過去50年の間に、世界全体で50%あまり減少した――。新たに行われた医学文献のレビューで、そんな傾向が明らかになった。

この調査結果が確認され、減少傾向が続けば、人間の生殖にとって重大な意味を持ちうる。研究者の間では、精液の質は健康状態全般の重要な指標となることから、男性の健康状態悪化の前兆となる可能性もあるとの指摘が出ている。

今回のレビューと結論を受け、男性生殖機能の専門家の間では議論が巻き起こっている。調査結果は現実的かつ差し迫ったものだとの声もあれば、精子数の数え方は時間とともに大きく変化してきたため、従来の数値と現代の数値を比較することは不可能との声もある。

さらなる研究が必要という点では、ほぼ全ての専門家が一致している。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35196313.html