東芝再建、ゆうちょ銀・三井住友海上など参加検討…ＪＩＰの買収計画案に
東芝の非上場化を含む経営再建を巡り、優先交渉権を持つ日本産業パートナーズ（ＪＩＰ）の事業計画案に、ゆうちょ銀行など複数の金融機関が参加を検討していることが１９日、わかった。事業を通じた関係企業だけでなく、金融機関にも連携先が広がっている。
ＪＩＰは、複数の国内企業との共同出資に、銀行からの融資を合わせ、東芝に買収提案している。ゆうちょ銀は数百億円、三井住友海上火災保険は１００億円規模で、拠出を検討している模様だ。第一生命保険と損害保険ジャパンも加わる可能性がある。
ＪＩＰの再建案では、東芝の買収額が２兆２０００億円程度に上るとみられている。すでに半導体大手のロームやオリックス、中部電力などの参加方針が明らかになっているが、大手行からも巨額の融資を受ける必要がある。なお資金調達のめどは立っていないとみられる。
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