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新年の無病息災願う 大福梅の袋詰め始まる 北野天満宮

無病息災を願う正月の縁起物「大福梅(おおふくうめ)」の袋詰めが17日、北野天満宮(京都市上京区)で始まり、6人の巫女(みこ)が梅6粒と正月飾りに使われる植物「裏白(うらじろ)」を丁寧に和紙で包んでいった。袋詰めは12月上旬まで行われ、3万袋が用意される。

大福梅は天暦5(951)年、疫病流行の際、村上天皇が梅を入れた湯を飲み病が治ったことが起源で、元日の朝に白湯(さゆ)に梅を入れて飲むと1年を健康に過ごすことができるとされる。

梅は境内にある約1500本の木から約2トンが収穫され、梅雨明けからお盆の時期まで天日干しされてきた。今年は梅雨明けが早かったことから例年よりも土用干しの時期が早くなり、出来は上々だという。巫女の堤菜央さん(26)は「新年に無病息災を願い皆さまに飲んでいただけたら」と話していた。
1袋700円。「事始め」にあたる12月13日午前8時半から本殿前で授与され、郵送での授与も受け付ける。問い合わせは北野天満宮