トランプ前大統領をはじめ、米国では共和党だけでなく一部の民主党議員も含め、ロシアとの戦争でウクライナに対する米国の支援継続を批判している。
彼らは、ウクライナへの軍事的・財政的支援を削減し、終了するよう求めている。彼らはロシアからのリスクを軽視し、そのお金は自国で使うべきだと主張している。

しかし、多くの観点から、バン・パー・ベックの観点から見ると、米国と欧米のウクライナ支援は非常に費用対効果の高い投資である。

バイデン政権は、2022年までのウクライナ支援として400億ドルの議会承認を得ており、さらに377億ドルの追加を要求している。このうち半分以上は防衛費に充てられている。

2022年の米国の国防予算総額が7,150億ドルであることを考えると、これらの金額は取るに足らないものである。この援助は、米国の国防費総額の5.6%に相当する。
しかし、ロシアは米国の主要な敵対国であり、米国の戦略的挑戦者である中国とさほど変わらないトップクラスのライバルである。
地政学的に冷静に考えれば、この戦争は、米国が軍隊を投入することなく、米国人の生命にほとんど危険を及ぼすことなく、ロシアの通常防衛力を低下させ、衰退させる絶好の機会を提供するものである。

https://cepa.org/article/its-costing-peanuts-for-the-us-to-defeat-russia/