https://www.sankei.com/article/20221122-CUVHKTHUKBNE5KHNTU5ZC3WVCY

名古屋同居女性殺害 40歳男に懲役18年求刑

同居女性の首を絞めて殺害、遺体を海に遺棄したとして、殺人や死体遺棄の罪に問われた岐阜県大垣市の無職、幸田(こうだ)信之被告(40)の裁判員裁判公判が22日、名古屋地裁(平城文啓裁判長)で開かれ、検察側は懲役18年を求刑した。弁護側は懲役8年が相当と主張、結審した。判決は28日。

検察側は論告で、当時交際していた別の女性からきたLINE(ライン)を被害者に見られ、被告は激高したと指摘。「力いっぱい首を絞めており、強固な殺意に基づく悪質な犯行だ」と非難した。

弁護側は最終弁論で、被害者から「(別の女性を)殺す」と言われたことが殺害のきっかけになったと主張。殺意は強固とはいえず、反省もしていると訴えた。
起訴状によると、昨年11月5日、岐阜県羽島市の当時の自宅で、韓国籍の崔秀伊(チェ・スイ)さん=当時(49)=の首を両手で絞めて殺害、名古屋市港区の岸壁から遺体を海中に投げ入れて遺棄したとしている。