ツイッターを通じて集めた客に違法なわいせつ動画をダウンロードさせたとして、警視庁は、茨城県つくばみらい市の造園業の男(30)をわいせつ電磁的記録等送信頒布などの疑いで逮捕し、24日発表した。

保安課によると、男は6月と7月、無修整のわいせつな動画2本をファイル転送サービスにアップロードした上で、これらの動画のダウンロード用URLを30代男性に送ってダウンロードさせた疑いがある。

男はツイッター上で「柚子」を名乗り、誰でも閲覧できる公開アカウントと非公開アカウント(裏アカ)を所持。公開アカウントでは「めちゃくちゃえっちなコンテンツをあげれるようにします」などとうたい、別のSNS上に設けたファンクラブ(FC)に誘っていた。

FCに加入した一部の会員に対してはツイッターの裏アカを教え、このアカウントからダイレクトメールで無修整の動画のダウンロード用URLを教えていたと同課はみている。

FCには約7万4千人のフォロワーがおり、全ての動画に同じ30代女性が出演していたという。

男は同課の調べに対し、「裏アカで無修整の動画を送っても犯罪にならないと思った」と供述。2019年から動画の販売を始め、現在までに約1600万円を売り上げた、と説明したという。

同課はツイッターを介して違法なわいせつ動画が出回っているとして、「今後も積極的に捜査・検挙していく」としている。(御船紗子)

https://www.asahi.com/sp/articles/ASQCS43XLQCSUTIL007.html