https://www.chunichi.co.jp/article/588744

「能登宝生会」70周年 能楽大会で節目祝う

能登宝生会の設立七十周年を記念し、七尾城主畠山義綱公御前能(永禄四年)を回想する第六十四回能登宝生会能楽大会が二十三日、七尾市の県七尾美術館アートホールで開かれた。
 同会は一九五二(昭和二十七)年に能登地方の能楽愛好家で結成。翌年に第一回能楽大会を同市で開いたほか、宝生流家元を招いた鑑賞の機会も設けた。市内の小中高校生を対象にした能楽教室や成果発表会なども開いてきた。
 会員約三十人のうち今回の大会には約二十人が出演した。源義経が西へ落ちのびる際に海上に平氏の怨霊が現れるが、弁慶が祈とうで追い払った場面を伝える「船弁慶」を素謡で披露。中国の周の時代に王の宴(うたげ)に現れた西王母が三千年に一度だけ咲いて実を結ぶ桃の実などを国王に献上し舞い踊る様子を伝える「西王母」などを舞囃子(ばやし)で演じた。
VIPQ2_EXTDAT: default:default:1000:512:JISIN: EXT was configured