サッカー・カタールワールドカップ(W杯)のグループリーグで27日に日本と対戦するコスタリカに思わぬ騒動が持ち上がっている。23日に行われたスペイン戦で0-7という屈辱の大敗を喫したが、守護神GKケイロル・ナバスが前日に同僚とその家族とパーティーを行っていたとの内容をスペイン紙が報道。発端となった写真を掲載し、「やる気のなさと考えられる理由」などと記した。

 26日付のスペイン紙「ムンドデポルティーボ」は「ケイロル・ナバス、スペイン戦のスキャンダルな黒星前日に問題行動がキャッチ」との見出しで記事を掲載。記事では、0-7という屈辱の大敗を喫したコスタリカについて「中でも最悪なのはGKの妻、アンドレア・サラスが、キーパーのやる気のなさと考えられる理由を晒したことだ」と記し、ナバスの妻の行動を紹介した。

 その内容について「インスタグラムのストーリーに試合前日に、何人かのチームメートと共に、少なくとも試合の24時間前を切っている時間帯に、祝っていたことを掲載したのだ」と説明し、外食の様子を写真と共に掲載。チームメートのDFオスカル・ドゥアルテとDFブライアン・オビエドの妻と子供と共に、レストランで微笑んでいる様子が写されている。

 記事では「似たような状況が2014年のブラジルW杯でもあった」とし、当時のホルヘ・ルイス・ピント監督が、ナバスに対して大会中に妻の誕生日パーティーに行くことを認めなかったことを紹介。「それが数か月後にベスト8に進出したにもかかわらず、クビの原因になった」と報じ、その際はナバスとチームメート数人が監督の退任を仕向けたことも合わせて伝えている。

 今回の写真がスペイン戦の前日に撮影されたのかは確かではないが、掲載された翌日に0-7という歴史的な大敗を演じてしまい、槍玉に挙げられている向きもある。27日は逆転GL突破へ、勝つしかない日本戦。雑音を封じるプレーをピッチで見せるしかない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4552363497761a660696dbb92c3f4b7c63e88e2e