【FIFAワールドカップ】ベルギー・ブリュッセルで興奮したモロッコサポーターによる大暴動が発生した。

 カタールW杯(27日=日本時間28日発)、1次リーグF組第2戦でモロッコがベルギーを2―0で下して大金星。〝赤い悪魔〟から勝ち点3を奪った一方で、スペイン紙「マルカ」など、複数の海外メディアは「モロッコが勝利したことを祝って、モロッコのサポーターがブリュッセルの路上で警察と激しく衝突した。車、店の窓等の私物に多数の被害が出た」と報じた。

 暴徒化したモロッコサポーターは、花火の使用し、さらに公道での発砲もあった。大通りや交差点ではコンテナからの発砲も確認され、少なくとも1人の記者が負傷したが、スペイン紙「アス」は「約100人の警察官が事態の収拾に当たり、石や爆竹で砲撃してきた若者を2つの水鉄砲で封じ込めた」と切り出した上で「後半戦の始まりにミディ駅周辺に集まった若者たちの中には、覆面をして、モロッコの国旗を持っている者もいた」と伝えている。

 ベルギーのアレクサンダー・ドゥクロー首相は「サッカーはお祭りであるべきだ」と今回の暴動を批判。ベルギー国内でも非難の声が目立っている。

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