世界で初の報告、北九州高専が新種の細菌を発見した意義
形成コロニー、液晶の特徴
2022年11月28日
テクノロジー

世界で初の報告、北九州高専が新種の細菌を発見した意義

発見した細菌がコロニーを形成し、液晶になっている。コロニーは通常濁色になるが、半透明で虹色になり液晶を作った(北九州高専・水野教授提供)

自然界には数え切れないほどの細菌が存在しており、知られているのは一部だけだ。北九州工業高等専門学校の水野康平教授(国立高等専門学校機構国際参事)らは、コロニーを形成すると平面状で液晶に似た状態へ組織化する新種の細菌を発見した。さらにコロニー内部に娘細胞を収容し、水に触れると放出する仕組みを持つことが分かった。同様の性質やライフサイクルを併せ持つ細菌の報告は世界で初めて。新たな細菌の概念構築につながる。(飯田真美子)

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