老朽インフラ、補修に課題 笹子トンネル崩落事故10年

中央自動車道笹子トンネル(山梨県)で天井板が崩落し九人が死亡した事故から、十二月二日で十年となる。
事故をきっかけに一九六〇年代の高度成長期に造られたトンネルや橋などインフラ設備の老朽化が注目されるようになり、国は不具合が起こる前に点検、補修する「予防保全」の重視へとかじを切った。
ただ、担い手や予算は十分でなく、事故が起きる危険性と隣り合わせの状況が続く。
https://www.chunichi.co.jp/article/591612