>「このグループのリーダー格だったのが、島田とAです。2人はお互いを“兄弟”と呼び合う仲だった。
>Aはハワイアンバー『X』のオーナーで、キャバクラや風俗店のためのスカウト会社も持っていた。
>後輩への当たりが強く、理不尽なことを結構言うんですよね。後輩らからは煙たがられていました。
>2人以外の他の逮捕者は当時20代の若者ばかりです。
>島田やAが指示を出し、亡くなった伊藤を含めた下の人間がそれをこなす、という主従関係がこのグループでははっきりしていました」
>
>「グループは、日頃から犯罪行為に手を染め生計を立てていた」(同前)という。活動地域は埼玉を中心に、東京の下町エリアまで広がっていた。

>「いわゆるオレオレ詐欺などの出し子や空き巣、強盗などを行っていました。薬物のプッシャーにも手を染めていました。
>こうした犯罪行為を主犯格の指示の下、複数人で行っていたのです。
>若い子は主に使いっ走りです。手に入れた金の9割は指示役が取ってしまい、
>実行した子分たちは1割程度しかもらえません。それでも先輩には逆らえない。かなり筋の悪いグループですよ」(同前)