「弾道ミサイルが飛来」沖縄・与那国島で初の避難訓練…島民20人が公民館に退避

内閣官房や沖縄県などは30日午前、弾道ミサイルの飛来を想定した住民避難訓練を日本最西端の同県・与那国島で初めて実施した。

午前10時過ぎ、「ミサイル発射。建物の中、または地下に避難してください」という防災行政無線の放送が流れると、島民約20人が近くの公民館に逃げ込んだ。参加者は「ミサイル通過」という安全を知らせる放送が流れるまでの約5分間、しゃがみ込んで両手で頭を抱えて安全を確保した。
 与那国島南方の日本の排他的経済水域(EEZ)には8月、大規模演習を実施していた中国軍の弾道ミサイルが落下している。
 4歳と2歳の子ども2人と一緒に参加した主婦(39)は「子どもを連れて即座に避難するのは大変だったが、いざという時の動き方について頭の整理が出来てよかった」と話した。
 内閣官房によると、国と自治体は今年度、北海道や山形県、新潟県など9道県の11市町村で弾道ミサイルに対応する訓練を行う。

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