【AFP=時事】米ラッパーのカニエ・ウェスト(Kanye West)さん(45)が1日、極右陰謀論者アレックス・ジョーンズ(Alex Jones)氏との数時間に及ぶライブ配信で、ナチス・ドイツ(Nazi)への「愛」を語ったりナチス総統アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)を賛美したりして物議を醸した。

ウェストさんは心の病との闘いについてオープンに語っているが、不安定な行動を懸念されている。これまでにも反ユダヤ主義的な発言が原因で契約を打ち切られるなどしてきた。だが、配信では反省の色を全く見せないどころか、極右陰謀論者のジョーンズ氏さえ同意できない発言をした。

 ウェストさんは「ヒトラーにも良い点がある」「高速道路網や、俺がミュージシャンとして使っていたマイクを発明した。何か良いことをしたと大声では言えないが、そんなことはいい」「分類はどうでもいい。人間誰しも何かしらの価値がある。特にヒトラーには」「ヒトラーは好きだ」と述べた。

 ジョーンズ氏が「ナチスは凶悪で本当に悪いことをした」と口を挟んでもウェストさんは引き下がらず、「だが、良いこともした。ナチスをディスるのはやめよう。俺はナチスを愛してるんだ」と述べた。


https://news.livedoor.com/lite/article_detail/23306050/