https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20221201/5090021048.html

多数の猫を劣悪な環境で飼育し虐待した疑い 容疑者逮捕

南大東島で38匹の猫を劣悪な環境で飼育して虐待したとして、50代の容疑者が動物愛護法違反の疑いで、先月30日、警察に逮捕されました。
警察によりますと、容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、住所不定・無職の50代の容疑者です。

警察によりますと、先月17日、南大東島の建物内で、38匹の猫を排せつ物を処理せずに劣悪な環境で飼育して虐待したとして、動物愛護法違反の疑いが持たれています。

ことし9月、南大東村から「多頭飼育と疑われる案件がある」と相談を受けた警察が先月中旬、現場に入り不衛生な状態で飼育されていることを確認したということです。

警察が関係者から話を聞くなど捜査を進めた結果、先月30日、逮捕しました。

警察によりますと、多頭飼育による動物愛護法違反の検挙は県内では初めてだということです。

警察によりますと、調べに対し「悪い環境だとは思いますが、私の感覚では虐待ではありません」と容疑を否認しているということです。

容疑者は野良猫の保護活動と称してSNSを使って全国から餌や活動資金を募っていて、平成23年ごろからこの場所で猫の飼育を始めたとみられるということです。

警察が詳しい状況を調べています。