保育行政などを担う京都市子ども若者はぐくみ局の元局長、久保敦被告(59)(懲戒免職)が、民間保育園「セヴァ子ども学園」(京都市)を運営する法人関係者から純金の小判などの賄賂を受け取ったとされる汚職事件で、他の市職員18人も歳暮や弁当などを受け取っていたことが市の調査でわかった。市は5日にも監督責任者を含む18人を懲戒やけん責の処分にする方針。

 市の調査によると、2人が歳暮などの名目で食品などを受け取っていた。後日、同額程度の物品を送り返したという。16人は監査目的などで園を訪問した際、弁当などの提供を受けた。職員は拒否するなどしたが、法人関係者が応じなかったという。いずれも便宜供与は認められなかったとしている。

 市は歳暮などを受け取った2人と、弁当などを受け取った16人のうち監査を担った9人、当時の上司ら7人を処分する。

 市は歳暮などを受け取った2人と、弁当などを受け取った16人のうち監査を担った9人、当時の上司ら7人を処分する。

 久保被告は2019年と20年、法人関係者から監査などで便宜を図ってほしいと頼まれ、小判などを受け取ったとして収賄罪で公判中。4月に懲戒免職処分となった。贈賄罪に問われた法人関係者は9月、京都地裁で有罪判決を受けた。

https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/region/20221203-567-OYT1T50142.html