2019年に現役を引退したクロアチアの元格闘家で国会議員も務めたミルコ・クロコップ(48)が4日、
サッカーW杯カタール大会の決勝トーナメントで激突する日本対クロアチア戦を前に、スポーツ報知に
メッセージを寄せた。

ミルコは「日本の皆さん、久しぶりです! 私にとっては生まれた国であるクロアチア、格闘家
『ミルコ・クロコップ』を育ててくれた日本の試合、どちらも応援するとしか言えません」と複雑な
胸中を吐露。グループリーグでの戦いを踏まえ、「(E組で)ドイツ、スペインを撃破した日本の方が
勢いがあるのかと思います」と分析した。

W杯で日本がクロアチアと対戦するのは今回で3回目。前回2006年ドイツ大会では、ミルコが日本の
テレビ局の招待で現地に行く予定だったが、PRIDEで柔道家の吉田秀彦と対戦する予定だったため、
断念した経緯がある。

ミルコ自身もサッカーが好きで、元クロアチア代表DFデヤン・ロヴレン(33)と親交があり、息子に
ユニホームをプレゼントされたことがある。

ミルコは幼少期からテコンドーや空手、キックボクシングなどを始めた。1996年3月に初来日すると、
K―1やPRIDEに参戦。戦慄の左ハイキックを武器に次々とKO勝利を挙げ、一躍人気選手になった。

「試合中に履くパンツはクロアチア国旗と日本国旗を縫い付け、戦ってきました」とミルコ。日本は第二の
故郷でもあり、試合のたびに、来日するのを楽しみにしていた。「クロアチアと言えば、ミルコ」と言われるほど
ファンに愛されたミルコが、母国と第二の故郷との戦いに熱い視線を送る。

https://news.yahoo.co.jp/articles/aa5c553ef06205858032a6798531fa77ba68e912