【イスタンブール時事】国営ロシア通信によると、中部リャザニ州にあるディアギレボ空軍基地で5日、燃料が爆発し、3人が死亡、6人が負傷した。首都モスクワの南東約200キロに位置するディアギレボ空軍基地は、ウクライナ攻撃にも使われているTU95爆撃機などの拠点。爆発にウクライナが関与したかは不明だ。

 一方、ロシアの複数の独立系メディアは、中部サラトフ州のエンゲリス空軍基地でも5日朝、ドローンによる攻撃があったと通信アプリで明らかにした。2機のTU95が損傷を受け、軍人2人が負傷したという。「ドローンが滑走路に落下した」と伝えており、自爆ドローンの可能性もある。
 ウクライナのメディアは先に、同国各地に向けてミサイルを発射するTU95がエンゲリス空軍基地から出撃していると報道。ここ数日間、空爆が沈静化する中、ドイツのメディアはエンゲリス空軍基地の衛星写真を基に、ロシア軍が新たな攻撃の準備を進めていると指摘していた。
 また、タス通信によると、ロシアの占領下にあるウクライナ東部ルガンスク州のアルチェフスクでも5日、砲撃があった。現地のロシア側当局は「ウクライナ軍が高機動ロケット砲システム(HIMARS)で宿泊施設を攻撃し、10人が死亡した」と主張している。

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