世界ランキング4位のステファノス・チチパス(ギリシャ)がフェミニズムを批判する内容をTwitterに投稿して炎上している。
米テニスメディア Tennis.comなど複数のメディアが報じた。

今回の騒動の元になったのは、10代にして億万長者となった起業家のIman Gadzhiが3月にTwitterに投稿したこの内容。

「現代のフェミニズムは男性を憎むようにと女性に教えている。女性であることを誇りに思う女性も憎むようにと。
そして、男性が男性であることを恥じるようになる。最初は純粋だったものが、ここまで負の連鎖を起こすのを見るのは本当に残念だ」

この投稿に対して、チチパスが今月1日になって反応。
前述の投稿をリツイートした上で、Gadzhiなどに宛てて以下のようにリプライした。
「僕の考えでは、誰もが他者と同じく平等であり、またそうであるべき。経歴、性別、宗教、民族、人種に関係なく。
現代のフェミニズムは男女平等から、男性を蔑視しようとする怒りのカルトへと変貌している。
これが公平と言えるのだろうか?」

これがテニスファンを含む多くの人の逆鱗に触れ、有名スポーツ選手としてその影響力に責任があるにもかかわらず、
あまりにも思慮がない投稿だとして批判されている。

「彼のように若くて有名な男性がこんなに無知で教養のないことをツイートするなんて信じられない。
あなたが“現代のフェミニスト”にどのように蔑まれたのか、その例を知りたいわ」

「女性たちは嫌がらせや差別、虐待、性的暴行を受け、権利を否定され、女性であるというだけで殺害されることもあるのに、
彼が心配しているのはフェミニズムによって男性が蔑ろにされることだって」

「現実の世界を知らず、億万長者の白人男性アスリートという特権を利用して発言するとこういうことになるのよ」
https://wowowtennisworld.jp/news/detail/article-2022120207.html