出生率(TFR)の低下は世界中に広がっているが、イスラム教徒の国のトルコも2021年には1.70となり、2年連続でフランス(本土)を下回った。

地域差が大きいのが特徴で、クルド人が多いアナトリア東部は2超だが、イスタンブールなどは1.5を下回っている。

TFRの急低下には新型コロナウイルス感染症の影響もあると見られるが、低下傾向はその前から始まっていたことや、イスタンブールやマルマラなどの地域では2未満が定着していたことからは、西洋や東アジア諸国と同じく普遍的要因が働いていると考えられる。
https://note.com/prof_nemuro/n/n2635fdd37f45