■医師「日本は近親婚が多い」

実際に世界中で報告されているウェルナー症候群の患者さんの約6割は日本人です。
近親婚により発症しやすくなると推測されている
なぜ日本人にウェルナー症候群が多いのかというと、その原因は未だ明らかになっ
ていません。常染色体劣性遺伝病であるウェルナー症候群は、いとこ同士やはと
こ同士など親戚同士の近親婚によって発症しやすくなります。
たとえば、日本とともにウェルナー症候群の患者数が多い地域に、
イタリアのサルジニア地方があります。このサルジニア地方は、
島国の閉鎖社会であるといわれています。一般的に、周囲と交流がないような
隔絶された地域では近親婚が増加する傾向にあり、この近親婚が疾患の
発症の一因になっていると推測されています。
https://medicalnote.jp/contents/171227-015-HX

■移植片対宿主病
日本人の場合、諸外国と違って民族的に均質性が高いため、HLA抗原の多様性が小さく、このため不適合を示す確率が1/350~600とかなり高いものになっており、平成4年の日本赤十字社(以下、日赤)による調査では、それまで5年間で171件の発症例があったとされている(1人を除き全員死亡)。また、最近4年間でも年間約10例が報告されている。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/old/housya/siryo/housya05/553.htm