香川 NEWS WEB
うどん値上げで客の来店回数が年間平均で26%減少 民間調査

 原材料価格の高騰で、香川県のソウルフード、うどんが徐々に値上げされる中、民間のシンクタンクが消費への影響を調査したところ、
消費者がうどん店に足を運ぶ回数が年間の平均で26%減少したことが分かりました。

 民間のシンクタンク「百十四経済研究所」はことし9月1日から6日間、
香川県内在住の20歳以上の男女を対象に物価上昇がうどんの消費に与える影響について、
インターネットでアンケート調査を行い、478人から有効回答を得ました。

 この中で、うどん店での支払額を聞いたところ、1回あたりの平均で475.1円と、去年の調査より2.9%増加しました。

 ただ、調査を行ったシンクタンクは、値上げ幅に比べると支払額は大きく増加していないとしていて、
消費者がトッピングを減らしたり、うどんの量を「大」から「中」にしたりするなど、買う量を減らす対策をとっているのではないかと分析しています。

 一方、うどん店に足を運ぶ回数は年間の平均で44.81回と、去年より26%減少していて、値上げの影響が数字に表れているとしています。

 このほか、今後値上げが進んだ場合、どこまで許容できるか尋ねたところ、かけうどん1杯の平均で317円となったということです。

 百十四経済研究所は「おいしくて安いことがさぬきうどんの特徴でもあるので、
価格がどんどん上がっていくと県民がうどんから離れていく可能性もある」としています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20221206/8030014637.html