やっぱ水素がよくね?

水素を安全に貯蔵・輸送:水素化マグネシウム…水素・燃料電池展2022
https://s.response.jp/article/2022/03/22/355423.html

マグネシウム(Mg)を専用の水素化装置を使って高温・高圧で水素と反応させて作り上げたもので、水素吸蔵合金「マグ水素」と名付けられている。タブレットや粉末状にすることも可能で、これらの生成は世界特許も取得している技術だという。

そして、水素を発生させるにはこのマグ水素に水を添加するだけでいい。ユニットには水を添加するためのパイプがつなげられ、それによって発生した水素が燃料電池スタックに送られる仕組みだ。

つまり、このマグ水素と水があれば、ステーションで水素を充填せずに水素を発生させることができ、水素を貯蔵する頑丈なタンクも不要になるというわけだ。
しかもマグ水素は、水を与えなければ常温・常圧で安定している上に、安価で軽量(アルミよりも軽い)という特徴も持つ。そのため、水素の貯蔵や運搬・保管が容易で、担当者によれば、飛行機に乗せて運ぶこともできるし、宅急便でも取り扱えると話す。さらには消防法で安全物として認定されているため、コンビニでの販売も可能になるという。

さらにマグ水素は可逆性が高く、使用後に回収すれば何度でも水素を貯蔵することが可能という特徴も持つ。マグネシウムは自然界に広く存在する元素でもあり、そのためコスト面でも優位性は高いという。