帝国データバンクが12月1日に発表した「食品主要105社」価格改定動向調査(12月)では、2022年の食品値上げは2万品目を超えた。同時に、2023年3月までにすでに4000品目の値上げの可能性を示している。食品のみならず物価高が続く状況下で、11月の物価高倒産は5カ月連続で月間最多を更新するなど、前例のない水準で推移している。中小事業者を中心に価格転嫁が進まない状況下で「物価高倒産」は、今後もさらなる増加傾向で続きそうだ。