https://news.yahoo.co.jp/articles/4d0d9301341236ab3cb2b39e5efe7e465efa7e0a

関西電力・高浜原発「1・2号機」で火事 原子炉建屋外にある「海水電解装置室」で火災 30分後に鎮火 けが人なし 放射性物質の漏れ確認されず

9日午後3時ごろ、福井県高浜町の関西電力高浜原発の構内にある施設で火災が発生しました。約30分で消し止められ、放射性物質の漏れなどはないということです。

 関西電力によりますと、高浜原発1号機の原子炉建屋から約100m離れた「海水電解装置建屋」の2階で、午後3時前に火災が発生したということです。

 「海水電解装置」とは、タービンを回すのに使われた蒸気を冷やすための海水が通る管に、貝などの生物が付着するのを防ぐための装置で、その装置がある建屋の中で、電気盤に取り付けた回線から炎が出たということです。

 職員が消火器で初期消火を実施。その後、発電所の構内に常駐している消防隊が消火活動にあたり、約30分で消し止められたということです。けが人はおらず、放射性物質の漏れなどは確認されていないということです。出火原因はまだ分かっていません。

 高浜原発では1号機と2号機はテロ対策施設の整備などの定期検査中で運転を停止していますが、3号機と4号機は運転し、発送電を行っています。今回の火災が3号機と4号機の運転に影響することはないということです。