自然界では一般的に食べる側の捕食者と食べられる側の被食者で戦った場合、捕食者が勝つ場合がほとんどだが、このほどオーストラリアの海でサメに襲われそうになったウミガメを撮影した映像が関心を集めている。
ウミガメはサメの攻撃を必死でかわした後、思わぬ反撃に出てサメを追い払った。『New York Post』『FOX Weather』などが伝えた。

豪、西オーストラリア州の海岸沖で撮影された、イタチザメとウミガメとの映像が多くの関心を集めている。
『FOX Weather』によると映像は今年4月頃に撮影されたものと見られ、プロのドローンオペレーターであるジャック・ガーネットさん(Jack Garnett)が、当時家族旅行で同州にあるウィンデラバンディ・ポイントを訪れていた際に、ドローンで撮影したものだった。

ウミガメは「海のビスケット」とも言われるほどイタチザメの好物のようだが、この時のサメは“ビスケット”にありつくことができなかったようだ。
映像には海面を泳ぐウミガメにサメが近づいてきて噛みつこうとする様子があった。ところがウミガメは噛まれまいとして体を回転させて必死にサメから身をかわしている。

それでもサメは諦めず、何度もウミガメに向かって大きく口を開けて噛みつこうとした。
必死に身をかわすウミガメと噛みつこうとするサメの攻防戦が続き、ウミガメは何度も危うく噛みつかれそうになるも最後に大きな反撃に出た。ウミガメはサメの背後にまわりこんで突然尾に噛みついたのだ。

そして数秒ほどウミガメは、尾に噛みついたまま離れずにいると、サメは降参したのかそのままウミガメのもとから離れていった。
撮影者のジャックさんは最終的にウミガメが食べられてしまうものと思っていたようで、予想外の逆転勝利にかなり驚いたという。彼はメディアのインタビューに応じこのように語っている。

(以下ソース)
https://article.yahoo.co.jp/detail/2156c2c59730ca5bc7bab4cf97092dc512f6fcb9