領内攻撃に衝撃のプーチン、報復はどこまでエスカレートするか
米国の想像を超えたウクライナの無人機攻撃、停戦の兆しは未だ見えず
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/73064

「敵基地攻撃能力」を発揮

 12月5日、ロシアの2つの空軍基地で爆発事故が起こったが、これはウクライナの無人機による攻撃であった。

 1つは、リャザン州のディアギレボ空軍基地で、モスクワから南東200km、キーウから800kmの位置にある。

 もう一つは、サラトフ州のエンゲリス空軍基地で、キーウから1000km以上離れており、ウクライナ国境からも500kmの場所にある。この基地には30機以上の爆撃機が配備されており、そのうち長距離戦略爆撃機ツポレフ95が2機、損傷した。

 さらに、6日には、ウクライナ国境から90kmの距離にあるクルクス州の飛行場の石油貯蔵施設が無人機による攻撃を受け、火の手が上がった。これもウクライナの無人機によるものである。

 さらには、この基地は、ウクライナ空爆の拠点となっており、ウクライナとしては、この拠点に攻撃を加えることは空爆を食い止める自衛の措置だという主張である。