国内最高額の薬、論文撤回 厚労省、承認取り消さず(共同通信)
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薬価が1億円を超え国内最高額となっている脊髄性筋萎縮症の遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」を巡り、厚生労働省は12日、承認の審査に使われた論文に誤りがあり撤回されたと専門部会に報告した。有効性や安全性は臨床試験で確認されており、承認は取り消さない。

厚労省によると、有効成分をマウスに注射する実験で、2010年の論文では「250日超生存したのは6匹」とされていたが、実際には1匹だった。開発元のノバルティス社が著者に撤回を促し、著者と論文を掲載した学術誌が協議。学術誌の判断で、今年10月6日付で撤回された。