萩生田光一政調会長は11日、国債償還のルール見直しも「検討に値する」と述べ、償還費の一部を防衛財源に充てる案に言及。
ただ、事実上の借金の繰り延べになるとして、政府は慎重だ。

 世耕弘成参院幹事長も政府方針に慎重論を唱える。世耕氏は西村、萩生田両氏とともに最大派閥の安倍派幹部。
今は派閥に属していない高市氏を加えた4氏はいずれも、国債発行による財源確保を生前主張していた安倍晋三元首相に近かった議員だ。

 「岸田首相対『安倍氏なき安倍派』の対決構図だ」。
ある政権幹部はこう形容する。政権発足当初から安倍派を閣内や党幹部に起用してきた首相。
支持率が低迷する中、増税方針を貫けるかが焦点だ。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/23baa71260a2c6142ab0caed6bc56bc97befc525