南スーダンの国内避難民キャンプで人を育て、争い予防のしくみを作る
南スーダン、220万人が国内避難民になるなかで
2022年7月、南スーダンは主権国家としての独立から11年を迎えました。
独立後も武力紛争や政治的混乱が続いていましたが、2017年に停戦が実現、
2018年には「南スーダンにおける衝突の解決に関する再活性化された合意 」が締結され、2021年からは憲法制定プロセスも開始されています。
和平に向けた第一歩は成された一方で、その実施には遅れが出ています。
社会的・経済的混乱が続くなかで、相次ぐ洪水や農作物の不作などが重なり、
同国で人道支援を必要とする人は約890万人に上ります(2022年3月、OCHA)。
武力紛争も各地で散発しており、安全のために居住地を逃れざるをえなくなる人も多く、2022年3月までには約220万人が国内避難民になっています。
国内避難民の避難を受け入れる側の地域にも余裕がない場合が多く、
国内避難民キャンプやその周辺地域に暮らす人たちの多くは、
限られた資源を巡る対立や緊張関係が暴力的な争いに発展する危うさのもと暮らしています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000006416.html