
カタールW杯準決勝のキックオフが迫る中、準々決勝でフランスに敗れたイングランドの地元企業が〝大赤字〟に陥っている。
ポルトガル紙「O JOGO」は「ある英国企業がW杯でイングランドが優勝することを示す1万8000枚のシャツを購入し、大きな損失に直面している」と報道。画像にあるイングランド代表のレプリカシャツの背中には、W杯の優勝トロフィーの一部らしき図柄と「ENGLAND CUP WINNERS 2022(イングランド カップ優勝者)」「It‘s Finally Home(やっと戻ってきた)」の文字がプリントされている。
記事では「ジャージーの購入は、まさにフランスとの対戦を前にした信念と信頼の行動であった」とした上で〝優勝記念シャツ〟を大量に仕入れたホールセールクリアランスUK社のカール・バクスター氏のコメントを伝えた。
同氏は「今回のW杯でイングランドのサッカーに感動し、セールスマンからジャージーを勧められたとき、断ることができなかったんです。イングランドが世界チャンピオンになると確信していました。でも、今は世界チャンピオンと書かれた1万8000着のジャージーが残っていて、どうしたらいいか分からないんです」と落胆するばかり。
さらに「ファンの皆さん、ぜひ買ってください。歴史の1ページとなり、今回のW杯でどれだけ良いプレーができたかを思い起こさせるものになると思います。彼らは勝てなかったが、私の目には勝者として映っている」と必死に購入を呼びかけた。
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