私も17歳の娘がいるシンママで、1年ほど前の42歳の時に、29歳の初婚男性と再婚しました。
最初は周囲に反対されたし、私たちには「年齢の壁」もありましたが、なんとか乗り越えることができたんです。私の結婚までのエピソードをお話します。
彼と「結婚しよう」という話になったとき、私の実家が遠方なので、まずは彼が暮らしている実家へ挨拶に伺うことにしました。
もちろんいきなり「結婚します」と宣言しにいったわけではありません。

彼からの提案で、最初のうちは私のプロフィールを伏せておいて、少しずつ関係値を築いてから結婚の話をしようということになりました。
それで初日は簡単な挨拶をしただけでしたが、その後も何度か一緒に食事をする機会があったりして、少しずつ関係を深めていった感じです。

この作戦は結果的には良かったと思います。最初に40代のシンママであることを知った場合、どうしても私を最初から偏って見てしまうと思うんですよね。
おかげで、ありのままの自分を見てもらえた気がします。

そして、ある時「2人は結婚の意思があるのか?」とご両親に聞かれたのです。そこで、私は自分が彼よりも1回り以上年上であること、
高校生の娘のいるシンママであることを打ち明け、互いに結婚の意思があることを伝えました。

彼の両親はとても驚いて、やはり私の40代という年齢がネックになり、「自分の孫の顔が見たいという気持ちがある」という風に言われてしまったんですよね。
娘の存在については「学費をうちの息子に払わせようとしていないか」と気にしていました。

なんとか結婚に賛成してもらえるように、「正社員として働いていて一定の収入があること」、「彼との間に子どもは作らないということでお互いに合意していること」を伝えましたが、
「まだ息子は若いから」と言われました。

このときに失敗したなと思うのは、いちいち相手の言葉に動揺してしまったこと。自分のプロフィールが後ろめたくて、なんとなく申し訳ない気持ちになってしまっていました。
自分に自信のない状態だと言葉も説得力を持たなくなってしまいます。

そこで、まずは自分の考え方を変えることにしました。私が一方的に決めたのではなく、彼も納得した上で結婚を決めたんだし、
こう言ってはなんですが高い確率で彼のご両親は先にいなくなるんですよね。彼と残りの長い人生一緒に過ごすのは私なんです。

孫がいるいないというのは、ご両親の希望であって彼の希望ではありません。孫がいたって幸せになれるとは限らないんです。
そして、私以外のもっと若い女性と結婚したとしても孫ができるとも限らないですよね。

そこで、私の場合は「娘についてはしっかりと責任を持って自分が育てる」「生涯彼と一緒にいて幸せにする」ということを粘り強く伝えていくことにしました。
半年ほど言い続けたことで、最終的には結婚に賛成してもらうことができたんです。

どんな親でもみんな子供の幸せを願っていると思います。だから、最初は条件面を気にしていたとしても、
最終的には「この女性と結婚して息子が幸せになれるかどうか」という思考になっていくのではないでしょうか。

どんな風に反対されても揺るがずに、自分たちの意思を伝え続けていくことが大切だと思います。

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