これが何に使えるのかと思う人が多いようです。
まず方式は量子ゲート方式の量子コンピュータです。今までのコンピュータのプログラミングは一切通じません。計算は量子ゲートというものを並べて最終的な答えを出します。量子ビットと呼ばれる特殊な計算のできる素子が2つだけあります。
量子ビット数は2なので、最終的に計算で得られる答えは00 01 10 11 の4通りなので大した計算はできません。

使える量子ゲートの数は限られています。なぜなら、量子コンピュータはウルトラマンのように計算できる時間が限られていますのでその時間内に終わらせる必要があります。1量子ビットゲートで30こ、2量子ビットゲートで10個と書いてあります。

1量子ビットゲートは単体の量子ビットに作用し、2量子ビットゲートは両方に作用します。一般的には2量子ビットゲートのほうが実行が難しいので使える数も少なくなっています。
この量子ビット数でしたら、量子コンピュータ特有の重ね合わせやもつれと呼ばれる計算の確認や、簡単なアルゴリズムと呼ばれるアプリケーションの卵のようなものが動きます。なので完全に教育用となります。
1量子ビットだけでは重ね合わせしか使えないので2量子ビットから量子コンピュータと言ってよいかと思います。

お値段の100万円強は多少高価に見えますが、実際のもう少しだけ量子ビットの多いマシンですと50億円近くしますのでかなりのお値打ち品かと思います。
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