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(CNN)アフリカ東部ウガンダの警察は16日、国内に住む2歳の男児がカバに襲われ、体の半分をのみ込まれたものの、吐き出されて助かる出来事があったと明らかにした。

声明によると、男児は現地時間4日午後3時ごろ、ウガンダ南西部のカトウェ・カバトロ地区で襲われた。

男児はカトウェ湖付近にある自宅で遊んでいるところだった。警察の声明によると、近くにいた男性が勇気を出してカバに石を投げつけたところ、おびえたカバは男児を口から放したという。

男児は手を負傷して付近の診療所に運ばれた後、ウガンダ西部の病院に転院した。

男児は全快を遂げ、現在は退院している。狂犬病ワクチンを接種した後、警察によって両親のもとに戻された。

声明では「今回のカバはおじけづいて湖に戻ったが、動物保護区や生息地の近くに住む住民は全員、野生動物が非常に危険な存在であることを認識する必要がある」「野生動物は本能的に人間を脅威とみなす。接触すれば奇妙な行動や攻撃的な行動を誘発しうる」と注意を呼び掛けている。

米誌ナショナルジオグラフィックによると、カバは世界で最も危険な部類に入る動物として知られ、強力なあごでカヌーを真っ二つにできるという。