厚生労働省によると10月下旬以降、20歳未満の新規感染者数は増加傾向が続いており、今月13日までの1週間では約25万7000人で、感染者全体の3割近くを占めた。同時流行が懸念されるインフルエンザは、同11日までの1週間で1238人報告され、昨年同時期の約35倍に上った。

 聖マリアンナ医科大(川崎市)の勝田友博准教授(小児感染症)は、子どもを新型コロナから守る方法としてはワクチンが最有力と話す。「保護者は『何となく不安だから打たせない』のではなく、感染予防効果や副反応を正しく知った上で接種を受けさせるか判断してほしい」と訴える。

 今冬はインフルエンザ流行も懸念され、勝田氏は「幼児らがかかると脳症の危険もあり、ワクチンをしっかり打つべきだ」と強調。「発熱などで体調が悪かったら幼稚園や学校を積極的に休ませる勇気を持ってほしい」と話している。 https://news.yahoo.co.jp/articles/cf2b18a57f02cb845e41b42619414bebb4529d7f