「いいえ、おまえは死ねばすぐ小さな虫になって生まれ変わるのよ」
「何という運命だ。じゃあその虫の後、人間にしてくれるのですね」
「虫が死んだらカメに生まれ変わります。」
「カメのあと人間に」
「いえ、お前はもう永遠に、この世がなくなるまで人間生まれ変わるにチャンスはないの。」
「いやだまた、人間にしてくれ。おれは人間に生まれたい」
「だめです。もうお前の運命は全部きまっています」
「おまえはいったいだれだ」
「私は永遠の命」