これが現実

防衛費の大幅な増額で、来年度の当初予算案が過去最大の114兆円程度まで膨らむことが分かりました。

アメリカの巡航ミサイル「トマホーク」の購入に2100億円あまり。射程を大幅に伸ばす「12式地対艦誘導弾改良型」の開発や量産に1200億円あまり。“反撃能力”を大幅に強化する来年度の防衛費は、今年度を1兆4000億円上回る、過去最大のおよそ6兆8000億円とする方針です。

また、今後5年間の防衛費43兆円の財源とするための「防衛力強化資金」も計上。来年度の当初予算案の一般会計総額は114兆円程度に膨れあがる見通しとなりました。11年連続で過去最大を更新することになります。

国債、つまり借金頼みの財政運営が続く中、その半分以上を日銀が引き受けている実態が明らかになりました。

きょう発表された、日銀の国債の保有残高。535兆円あまりと、過去最大に。統計開始以来初めて5割を超えました。

アベノミクスの中で黒田・日銀が国債の大量購入を続ける中、今年は、金利を抑えるために無制限で国債を買い入れる異例の措置を繰り返したことで、残高が22兆円あまり膨らみました。

日銀が国債の半分以上を引き受ける異常な事態ですが、政府が借金頼みの財政運営から抜け出せる見通しは立っていません。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/241233?display=1