https://news.yahoo.co.jp/articles/835d703781934fb33d9638ec4c74c741b61fdc22

東京の渋谷駅近くで予定されている再開発に向け、渋谷区は路上生活者に退去を求めていた公園で行政代執行に踏み切りました。

渋谷駅近くの高層ビルが立ち並ぶ一角にある「美竹公園」では、きょう(20日)午前8時半すぎから渋谷区の職員や警備員などおよそ100人以上が集まり、行政代執行に踏み切りました。

渋谷区などは「美竹公園」のエリアに複合施設を来年度から着工する予定で、公園にテントを設置し生活している路上生活者に退去を求めていました。渋谷区は今年10月に公園の封鎖を始め、今月14日にも仮囲いの設置工事を行いましたが、支援団体などが強く反発していました。

支援団体はホームページ上で「区が用意する生活施設の利用期間は原則三か月で路上生活に戻ることを憂慮した当事者が利用を躊躇している」などとコメント。渋谷区は「10年以上にわたり話し合いを継続してきたが一方的な要求を繰り返され、歩み寄っていただけなかった」などと説明し、主張は真っ向から対立しています。