消費増税のリスク、判断する私が結果にも責任持つ=安倍首相

[東京 22日 ロイター] - 安倍晋三首相はテレビ朝日とのインタビューで、消費増税が経済におよぼすリスクに関して、
10月上旬に判断する自身の責任だとして、結果にも責任を持たなければならないと語った。

また、消費税率を8%に引き上げた後の10%への引き上げについては、世界経済のリスクが顕在化するかどうかも
重要なポイントだとし、その後の推移を見ながら判断していく考えを示した。

インタビューは17日に行われ、22日に放映された。

安倍首相は消費増税に関して、デフレから脱却し、経済成長ができるチャンスを手放したくないという観点から判断したいとし、
消費税を引き上げても景気の回復基調を腰折れさせないよう、経済対策のパッケージをとりまとめるよう麻生太郎財
務相や甘利明経済再生担当相に指示したと述べた。消費増税が経済に与えるリスクに関しては「10月上旬に判断する私の責任だ。
結果にも責任を持たないといけない」と語った。

法人実効税率引き下げについては、グローバル経済の中で日本企業が勝ち抜く上で今の法人税率でいいか、
きっちり議論していきたいと指摘。「選挙公約でも法人税の大胆な見直しを公約しており、
その観点から議論していきたい」とした。

さらに消費税を8%に引き上げた後の10%への引き上げに関しては「経済は生き物だ。(8%に)上げた場合、
その後の推移を見ながら判断しないといけない。世界経済のさまざまなリスクが顕在化するかどうかも重要なポイントだ。
そういうものもよく見て判断していかないといけない」と語った。
イカソース
https://jp.reuters.com/article/l3n0hi01c-abe-idJPTYE98L00T20130922